掌屈【ゴルフスイング】【手首の向き】
掌屈【ゴルフスイング】【手首の向き】
直近1年間で「掌屈」というワードは、ゴルフレッスン業界での一番のホットワードかもしれません。
掌屈の必要性
結論、ドライバーなどの長物には必要なスキルだと最近感じています。理由としては、ヘッドの大型化により慣性モーメントが大きくなり操作しにくくなっているからです。
パーシモン時代のヘッドから比較すると、大型化は一目瞭然で、比例して慣性モーメントも大きくなっており、インパクト時にフェイスをターゲット方向に向けるには、トップでの掌屈がカギになってくると考えています。
ヘッドの大型化について
特にドライバーの大型化が顕著なこの時代、大型化するメリットとして、ヘッドがミスヒットに強くなったり、スピンの最適化を実現し飛距離の向上につながっている事が大きな理由だと思います。
一方、デメリットとしては、ヘッドが巨大化したことによりインパクト前後で操作のしにくさが出てしまい、プレイヤーの合う合わない(まっすぐ打ちやすい打ちづらい)が出てきてしまっているように思います。
なので、最近だと一般的な460cc のヘッドより小ぶりのヘッドを開発しているメーカーもでてきています。
掌屈をすることで良くなる理由
「インパクト時にフェイスをターゲット方向に向けるには、トップでの掌屈がカギになる」と言いましたが、その理由は、ダウンスイング時にフェイス面が地面方向に向きやすくなるため(シャットにおろしやすくなる)、インパクト直前で返す意識が無くてもスクエアにインパクトできたり、過度に右に飛んでしまうリスクが軽減されるからです。これは、ヘッドの大型化が非常に影響しているのです。
最後に
どのクラブでも掌屈をすればよくなるのかと言えば、そうではないので、掌屈が必要な人、そうでない人の目安として、ドライバーなどのヘッド体積(慣性モーメント)が大きいクラブを使用した際に、ボールが捕まる、捕まらない、を目安にしてみたらいいと思います。